ひとり親家族サポーター養成講座 開催の御礼

2012年8月、「盛岡劇場」「プラザおでって」にて、4日間にわたり、「ひとり親家族サポーター養成講座」を開催しました。ご後援・ご協力いただきました皆様の温かいご支援により、受講者総数は100名を超え、延べ300名を超えるご参加をいただき、成功裡に終了いたしました。誠にありがとうございました。7月に開催したシンポジウム「ひとり親家族支援を考える」と同様、遠方の他県や沿岸被災地からもご参加をいただきましたことに、心より感謝いたします。

岩手初の「ひとり親家族支援」の講座、そして猛暑8月、お盆前という多忙な時期の開催でしたので、どれほどの方が受講していただけるか全く予想ができませんでした。しかし、これほど多くの受講者と、サポーターとなって共に活動を希望してくださった方々が多数いらっしゃったことに、嬉しさと驚きで胸がいっぱいになりました。

受講された方々は、行政、民間支援団体、地域支援者、各種相談員、学生、専門職、一般市民等さまざまで、講義だけでなく、グループワークやワークショップを行う中で、受講生同士が新しくつながり、和やかな雰囲気の中で講座が進行しました。

ひとり親家族問題において、これほど多岐にわたるカリキュラムと、最前線で活躍されている講師陣がそろった講座は、貴重なものだったと自負しており、講義内容も濃く充実していたという感想も多くいただきました。

ひとり親家族をめぐる諸問題、被災者支援、関連制度、調停などの法的支援、DV問題・女性支援、親と子の生と性の問題、母子家庭・父子家庭・その子どもたち当事者からみたお話、今、大きなうねりの中にある最後のセーフティーネット生活保護問題、シングルマザーの就労支援、母子生活支援施設からの現場報告、そして対人援助技術の方法……。絶対にお招きしたかった講師のみなさんが、福岡、大阪、東京、北海道と、遠方にもかかわらず快諾して駆けつけてくださったこと、すべてに対して厚く感謝いたしております。

 実際の講座の様子については、岩手日報さん、河北新報さん、毎日新聞さんに大きく記事が取り上げられ、盛岡タイムスさんでは翌日の1面に掲載されるなど、マスコミの方々も関心を寄せてくださいました。岩手日報さんは父子家庭支援について社説にも取り上げてくださいました。(掲載します)

受講生の皆様には講座の主旨を御理解いただき、1人でも多くの方が、岩手の今のひとり親家族の現状を理解し、偏見や差別を払しょくし、使える制度や社会資源を知り、立場を超えてつながり、支え、支え合う「寄り添う支援」を共に考えていく機会としていただけたのではないかと思っております。
 日本社会の課題や問題が凝縮されているひとり親家族の包摂をめざす社会は誰にとっても生きやすい社会です。ひとりの受講生から少しずつ広がっていく包摂の輪に希望を託しそして1人ひとりが誰かのPSとなって支え、支えられ共に真の復興を目指すきっかけになればと願い開催した講座でした。

 早速、この養成講座でつながった地域の方々と手を携えながら、この秋から、「包括的就業支援」を開始していきます。並行して、ひとり親がほっとするおしゃべり会(カフェ)を、平日と休日に定例開催します。また、震災遺児家庭支援と沿岸フェア、親と子のお楽しみイベント「おひさまくらぶ」を開催します。サロン、フェア、シンポジウム、養成講座を経て、これからはPS(パーソナル・サポーター)による包括的就労支援と親と子の居場所サロンやイベント、被災地・被災者支援をとおして 岩手のひとり親家族支援(インクル・モデル)を作っていきたいと思っております。

インクルいわてのビジョン「家族のカタチにかかわらず誰もが生き生きと暮らしていける包摂された社会(Inclusive Society)の実現」に向けて、つながり、支え合い、地域で活動を続けていきます。どうか今後ともよろしくお願いいたします。

                     2112年8月  インクルいわて 一同

youseikouza

ひとり親家族サポーター養成講座が、岩手日報「論説」に掲載されました。ronsetsu0825
この記事は岩手日報社の許諾を得て転載しております。
2012.08.28 Tue l ★ひとり親サポーター養成講座 l top