~Thank you for the message~

 シンポジウム開催を機に、全国の方々からメッセージをいただきました。
(主に岩手県外・シンポジウム協力のみなさま方)
いわてのひとり親家族のみなさんとインクルメンバーにとって、岩手から遠く離れていても応援してくださる方々の存在は何よりの支えとなります。
今後の活動の糧となる言葉の数々、心から感謝いたしております。

掲載可能なメッセージを50音順(敬称略)に紹介させていただきます。
匿名、掲載を希望されない方々からいただいた温かいメッセージも大切にしております。
ひとつひとつのメッセージを胸に歩んでいきます。
皆様、本当にありがとうございました!

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お名前順にご紹介いたします。(さ~と)

斎藤万里子(ジェンダー・アクション・プラットフォーム プログラム担当)
「NPO法人インクルいわて」の誕生を心からの敬意とともにお祝い申し上げます。 東日本大震災は地域を崩壊させただけではなく、この社会が未解決のまま抱えていた課題をあぶりだしました。ジェンダーの不平等、暴力と貧困、社会的包摂システムの脆弱性は、その最たるものです。当事者の力こそが世の中を創り変えていく希望です。 困難を切り拓く女性や子どもたちに寄り添うインクルいわてのご活躍に期待しております。また、皆様の取り組みが、地域社会の希望となり、さらに希望の和が全国に広がっていくことを祈念しております。

佐々木貴司(株式会社アイビーエス)
なんて、『すばらしい活動をされているのだろう』と感動しました。佐藤有里子さんとの出会いから、【インクルいわて】の皆様の活動を聞かせていただきました。私も岩手県の出身者で、岩手をこよなく愛するひとりです。このすばらしい活動も出会いから知りえたことで、ひとつひとつ、一人一人が繋がる出会いの大切さ、尊さを改めて実感しました。人には2つの『手』があるのは、きっとひとつの手で誰かと繋がって、もうひとつの手でまた誰かと繋がるためにあるんだなと、そしていつしか最初は1人でも、手と手をつないでいくといつの間にか大きな大きな『和』ができるんだなと、改めて当たり前のことですが、強く感じさせていただくきっかけ(出会い)になりました。
 本当に、一人のできることは小さくとも、その小さくともできることを『動き』続けることを大切にしていきたいと思います。インクルいわての『和』がこれから大きな大きな『和』になっていくことを心から願ってささやかですが、これからも応援させていただきます!

佐々木妙月(情報の輪サービス株式会社 代表取締役)
今から、27年前です。シングルである私自身の再就職がなかなか決まらず苦しんだ経験が、女性の就労支援事業のスタートでした。その間、山あり谷ありの事業というより活動でしたが、バブルがはじけた後も、リーマンショック後も、女性たちの労働市場はますます劣悪な状態に追いやられました。シングル女性の働く場の厳しさを日々実感する中、シングルマザーへの社会の冷たさは絶望的でした。ならば、やはり創るしかないじゃない! シングルもシングルマザーも時代に翻弄されないで、ともに楽しく働く場づくりを大阪で頑張ります。私にできることがあれば使ってくださいね。絶望を希望に!心から応援しています。

佐藤正人(株式会社カネボウ化粧品)
6月15日~16日開催の「インクルフェア」は、インクルいわての皆さんの思いが、多くの方に届いた2日間だったと思います。私どもカネボウ化粧品は、直接的なご支援やお役立ちとはなりませんでしたが、化粧や美容というテーマで、人と人、人と情報をつなぐ「インクルフェア」の案内役としての役割は少し果たせたのではないかと感じています。インクルいわてが目指す「手をつないで支援が必要な人を支えるチーム」の一員として、今後も何かのお役に立てればと思います。これからも多くの仲間と共に、さらに大きなチームなることを期待しています。

佐藤有里子(株式会社キャリア・リード)
この度は、シンポジウム開催、本当におめでとうございます。今からのスタートに、大きな点を打たれ、心がこもった活動に遠方ですができること、協力したいと強く思っています。被災者の方々、また、ひとり親の支援などの大きな課題に立ち上がられ、愛情溢れる皆様がこれから、お一人お一人に取り組まれその方々の人生の大きな出会いや人生のターニングポイントとなり再起される方々が出てこられると思うと胸が一杯になります。愛は生きる力です!女性の愛は無限大。これからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

塩安九十九(新設Cチーム企画)
LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字を取ったもので、えるじーびーてぃーと読みます。
同性愛や両性愛、性別を変えて生きる人をまとめてこう呼ぶようになってきました。
 実は、LGBTであっても様々な事情で結婚し、こどもを持ち、離婚などでひとり親になる場合があります。また結婚してから何年も後になって自分がLGBTであることに気付く人もいます。またそういった親同士が付き合うようになってお母さんが2人の家になったり、お父さんが2人の家になることもあります。あるいは、お父さんがだんだんお母さんになって離婚となることもあれば、お母さんが男になって女の人といっしょになることもあります。あるいは、恋愛関係ではなく友人との子育てを選択する人(法的にはひとり親)もいます。
 ひとり親に対するレッテル貼りやプレッシャーが厳しい世の中で、ひとり親同士が集う時その世間が持っている前提や圧力をふたたび繰り返してしまわないことを私は願います。結婚していたのだから異性が好きなはずだ、子どもがいるのだから女(母親)らしさ、男(父親)らしくするべきだなど異性愛や「らしさ」を前提にすることを窮屈に感じる人もいることを覚えておいてほしいと思います。様々な事情や立場があることが前提になれば、きっと誰にとっても肯定感を得られる、居心地のよい場になるのではないかと思います。そんな多様性のある繋がりの中で育つことができる子どもたちは、生物学的な親が揃っていなくてもきっと豊かに生きられると思います。貴会の益々のご活躍を心から応援しております。

柴田武男(聖学院大学教授)

岩手といえば宮沢賢治。宮沢賢治といえば童話。
すべての童話が素敵ですが、何か物悲しい。物悲しさを
感じるのは私だけでしょうか。

『グスコーブドリの伝記』の自己犠牲。美しくも悲しい結末。

心にしみるのは、
『銀河鉄道の夜』のカムパネルラの言葉。

「ぼくはおっかさんが、ほんとうに幸になるなら、どんなことでもする。けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸なんだろう。」カムパネルラは、なんだか、泣きだしたいのを、一生けん命こらえているようでした。

あまりに悲しい、悲しいほどの優しさに心打たれます。

私は高金利の被害者救済の運動に参加しています。そして、戦い続けるとシンポのたびに決議しています。でも私たちの戦う武器は何でしょうか。法律知識、法律上の弁護士とか司法書士とかの資格、確かにあったほうが良いでしょう。団結力、勤勉さ、まじめさ、それも不可欠です。でも、それらすべてをひっくるめて、私たちの本当の武器は優しさではないでしょうか。虐げられた人々、弱者への優しさ、眼差しこそ私たちの真の武器なのではないでしょうか。それは私たちが強者で上から弱者を助けてやるという視線ではありません。同じ弱さを持つ、欠点だらけの人間として、人の弱さと脆さを自分自身で知り抜いているからこその眼差しです。

宮沢賢治の童話は優しさに溢れていますが、同時に、貧しい農村の厳しい生活状況に絶望し、やりきれない悲しさにも満ちています。でも、彼はほんの一筋の希望を支えに童話を書き続けました。

どうせ世の中変わりはしないよと絶望しながらも、もしかしたら少しは変わるのではないかという一筋の希望を捨て去ることはできません。それが優しさではないのでしょうか。

インクルいわてのホームページには優しさが満ちてます。いったいどんなことが、いちばんの幸なんだろう、という宮沢賢治の問いに答えているようです。優しさこそ、人に優しくできることが一番の幸せなんでしょうと。

追伸 宮沢賢治から書き出しました。唐突だと思われましょうが、私はインクルいわてという名称に賢治を感じたのです。賢治はこう書いてます。
「イーハトヴとは一つの地名である。強て、その地点を求むるならば、大小クラウスたちの耕していた、野原や、少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中、テパーンタール砂漠の遥かな北東、イヴン王国の遠い東と考えられる。実にこれは、著者の心象中に、この様な状景をもって実在したドリームランドとしての日本岩手県である。」
そして、いはてがイーハトヴになりました。

Social Inclusion は 社会的包摂 と訳されて使われてきています。でも、包摂て日常使う言葉でしょうか。何か硬い学術用語のようです。親しみを持ちにくい言葉です。
インクル 可愛らしい、親しみの持てる表現です。賢治の心の中で岩手がイーハトヴになりました。そして、Social Inclusion という硬い言葉は インクルという愛らしい呼び方になりま した。ここに私は賢治のDNAを感じて、思わず童話から応援メッセージをはじめました。


清水康之(NPO法人ライフリンク代表)
「名は体を表す」と言いますが、人の温もりを感じさせるとても素敵なお名前ですね。「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」という、聞きなれない、しかしこれからの日本社会にとって非常に重要な概念を真正面から捉え、それにやわらかい響きを与えている。「インクルいわて」の活動そのものが、難題をやさしさで包み込むようなものになっていくことを予感しています。ともに活動できるのを心待ちにしています!

白波瀬佐和子(東京大学)
 いま、こうして生きていることを大切にかみしめながら、これからを歩んで行ってほしいと思います。あなた方がこうして今そこにいることが、かけがえのないことなのですから。悲しい想いの分だけ、涙の分だけ星が増えていきます。その星はよくよくみると、あなただけでなくていろんな人たちのものがあります。そのうち、沢山の星が集まって大きな光の珠になって、私たちの背中を押してくれます。そんな光の珠を作る力添えとなってくれる「インクルいわて」を応援します。

新川明日菜(NPOアンファンパレット)
設立おめでとうございます。私たちのグループのメンバーの多くは、ひとり親家庭で育ちました。大変な経済状況、精神状況の中でがんばる親を見ながら、子どもは自分もがんばろうとがんばりすぎてしまうこともあります。ひとり親家庭でも親子が幸せに暮らせるように、「インクルいわて」の活動に期待するとともに応援しております。

新川てるえ(NPO法人Wink理事長)
NPO法人設立おめでとうございます。地域に根差した支援活動はきっと多くのシングルマザーの力になることと思います。NPOの運営はなかなか苦労も多いけれど、継続は力です。あきらめずに根強く頑張ってください。心から応援しています。

新保美香(明治学院大学)
「支えあい みなに広がる 可能性 インクルいわて ともに歩もう」

末延輪美(株式会社キャリア・リード)
インクルいわての設立趣旨に共感致しました。福岡から応援しています!

杉田真衣(金沢大学)
震災によっていっそう困難な状況に置かれているひとり親世帯の方々も、震災の影響でひとり親世帯となられた方々もいるというように、様々な違いがあるなかで、どのような立場にある方でも安心できるように活動されていて、敬意を抱いております。ご活動から学ばせていただきたいですし、遠方にいてもできることはさせていただきます。

鈴木えみ子(「シングルマザーのWindys(ウィンディズ) Clib(クラブ)」代表・ファシリテーター)
「祝 ♡ 隣県岩手に、シングルマザーの味方!」
私たち「シングルマザーのWindys(ウィンディズ) Clib(クラブ)」は、2000年に「エル・パーク仙台」(仙台男女共同参画財団)での講座を機会に発足したグループです。
シングルマザーとしての生活の中で、孤独な気持ちや子育ての不安など、1人で悩んでいる人がいます。また、シングルを選択した過程で傷付いた体験や、今も「生きにくさ」を抱えたままの人がいます。そんな方々が月に1回集まって気持ちを話し聴くことで、自分を見つめ直し、支え合う仲間としてつながってきました。特ににこの震災の後、寄る辺ない感情を閉じ込めておくのは辛いことと思います。幸い私たちは、ウィメンズカウンセリングのスタッフや託児グループの皆さんに支えてもらいながら、仙台での語り合いを続けてきました。
今回、隣の岩手県で一人親支援のNPOが活動を開始したとお聞きし、大変心強く、拍手喝采を送ります。社会的には未だに母子世帯への差別が蔓延し、周囲からの理解としても経済的にも困難を強いられているシングル女性たちと、つながり支え合っていきましょう。
これからが楽しみです。どうぞよろしくお願いします。


高橋俊之(厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課長)
 ひとり親は、子育てと生計の維持を一人で担わなければならず、様々な困難を抱えているため、きめ細かな支援が必要です。国と地方自治体でも、ひとり親家庭に対して、子育て、生活支援、就業支援、経済的支援等に総合的に取り組み、子どもの健やかな育ちの支援に努めておりますが、地域に根ざした民間団体の活動は、とても重要です。
 東日本大震災では、多くの子どもたちが親をなくしました。こうした中で、ひとり親家庭のための団体を立ち上げ、寄り添いながら支援する活動は、誠に心強いものです。
「NPO法人インクルいわて」の活動に、ご期待を申し上げます。

竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大学教授、東日本大震災女性支援ネットワーク共同代表)
貧困は、見えないままにしておくとものすごい勢いで広がっていき、いつかは社会全体をも食いつくしてしまいます。震災で声の小さな存在がますます見えなくなりつつあるいま、一人親世帯からの発信は、社会全体の貧困を食い止めるためのきわめて重要なカギです。その意味で、今回のシンポジウムのご成功と貴会のご活躍を心からお祈りしています。

田中文子(社団法人子ども情報研究センター所長)
「つながり、つどい、支えあい」・・・今、もっとも求められていることだと思います。2人親が当たり前で成り立つ社会の中で、ひとり親家庭が生きる道は矛盾に満ち満ちています。でも、それは、社会を変える源泉でもあるかと。ひとりで抱え込まないで、みんなで解決していく道筋のなかに、だれもが安心して生きることができる社会が見えてくると思います。岩手が近しくなりました。

田端八重子(NPO法人参画プランニング・いわて)
「NPO法人インクルいわて」の設立まことにおめでとうございます。そして、創設時から建設的で精力的なご活躍に心からの敬意を表します。シングルマザーのおかれている状況は、いつの時代も何ら変わらず、生活環境は、ますます悪化の一途と思われます。岩手県内初の団体設立は、さまざまな状況下にあるシングルマザーたちにとって、安全な心のよりどころとなることでしょう。ますますのご発展を祈念いたしております。

田間泰子(大阪府立大学)
このたびは、岩手という地でインクルの立ち上げ、おめでとうございます。私は奈良県在住で、妊娠・出産や母子のことをずっと考えてきました。シングルマザーが置かれている状況は、子どもを産み育てることを社会がどう考えているかを表すものだと思います。今の日本はひどいです。でも、私たちにはそれを変える力があることを信じています。遠くからですが応援することによって、私も力をいただきました。ありがとう!

丹波史紀(福島大学准教授)
インクルいわての設立、そしてシンポジウムの開催おめでとうございます。当日参加させていただきたかったのですが、出張が入っており叶わず残念です。ひとり親家族の貧困と社会的自立をテーマとして研究をささやかながらしてきた者として、こうした地域における積極的な取り組みがなされていることに心強い気持ちになります。昨年の震災により、個人や家族に様々な困難を降り注ぎましたが、社会的に包み込める社会の実現が復興への一歩と言えます。ぜひ今後も精力的な活動によって多くの方々を励ましていただけることを願っています。

土井真知(内閣府男女共同参画局調査課)
平成24年版男女共同参画白書において、東日本大震災の経験を踏まえ、「男女共同参画の視点からの防災・復興」を特集しました。「声を出しにくい人々、あるいは声を出してもその声が届きにくい人々に配慮し、誰をも排除しない包摂型の社会づくりを行っていくことは、災害による影響を受けやすい脆弱な人々の社会的排除のリスクを低減することにつながる」「男女共同参画社会の実現は、災害に強い社会づくりでもある」とまとめています。社会的包摂を理念とする「インクルいわて」の活動は、今、まさに必要とされている取組です。心より応援しております。
2012.07.09 Mon l ★全国からの応援メッセージ l top